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経営戦略
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STRATEGY
「佃煮」を知らない若者たちへ 佃煮発祥の老舗を継ぐ立教大卒30歳、江戸時代と同じ味とメニューを目指して
2024.10.18
浅草寺の門前町として栄えた江戸浅草瓦町(現在の台東区浅草橋)。江戸時代末期の1862(文久2)年、この地に初代大野佐吉が佃煮店「鮒佐」を構え、日本で初めて「佃煮」を生み出した(※諸説あり)。以来、160年以上「一子相伝」の味を守り、終戦直後から同じタレを使い続けている。父から6代目大野佐吉を継ぐため、大野真徳さん(30)は立教大を卒業後、新卒で鮒佐に入社し、修行を続ける。「佃煮」の味と文化への思いと、新たな挑戦について聞いた。
STRATEGY
「付加価値-営業変動費=顧客価値」 コロナ禍を乗りこえた、牛肉料理老舗の「おもてなし」とフェアな経営とは
2024.10.11
1895(明治28)年、東京・本所に牛鍋屋として創業した「今半」。その日本橋支店が1956(昭和31)年に独立した「人形町今半本店」は、すき焼きや鉄板焼きなどの飲食店を全国に6ブランド19店舗構え、黒毛和牛のすき焼き・鉄板焼きなどの提供をはじめ、弁当、惣菜、ケータリングなどを幅広く手がけ、日本の牛肉文化を牽引してきた存在といえる。2023年に兄から経営を受け継いで社長となった現社長・髙岡哲郎氏に、「顧客価値」というおもてなしの指標や、従業員と一体になって経営する企業のあり方について聞いた。
STRATEGY
「SDGsという確かな逆風が吹いている」 ホタテ貝殻でヘルメット開発、社員16人のプラスチック加工企業が生み出すヒット商品と、ものづくり哲学とは
2024.10.07
「ものづくりのまち」の大阪府東大阪市に工場を構え、取っ手に触れずにドアを開閉できるアタッチメントや、ホタテの貝殻を原料とした環境配慮型ヘルメットなどのヒット商品を生み出す「甲子化学工業」(大阪府大阪市)。20人に満たない社員数ながら、ベンチャー的な商品開発で知られる。それを先導するのが、創業家の3代目・南原徹也企画開発部長だ。5年前に「次期社長」として入社した南原氏が見据える、事業承継後の甲子化学工業の未来像について聞いた。
STRATEGY
経営者は「孔子やナポレオン」「芸術・歴史」なども身につけるべき 成功者は「ワンマン」にあらず
2024.10.04
中小企業の事業承継について専門家とともに学ぶ第12回「サクセッションアカデミー」(主催・一般社団法人サクセッション協会)が、2024年9月11日、東京都銀座およびオンライン(ZOOM)で、開催されました。今回は「教育とトレーニングの計画」をテーマに、経営者マインド育成「帝王学」の学び方について理解を深めました。
STRATEGY
持続可能な「重工業製品」を国が後押し 大企業でも中小企業でもない新たなカテゴリ「中堅企業」も設定 9月法改正
2024.10.02
日本企業の競争力を高め、国内投資を活発化させるための改正産業競争力強化法(以下「改正法」)が、2024年9月2日に施行された。「国際競争力のある商品の生産・販売」と、新たに定められた「特定中堅企業者」の2点に対し、税制優遇や金融支援などを行う。
STRATEGY
「外様」はすぐに受け入れられないのが当たり前 元サッカー日本代表監督・岡田武史氏が、企業のアトツギに語ったこととは
2024.09.30
日本企業の99%を占める中小企業の後継者、いわゆる「アトツギ」支援を促進し、地域の活性化につなげるイベント「アトツギSUMMER CAMP(サマーキャンプ」が、9月9、10日に東京都で開催されました。
STRATEGY
障がいを持つ娘のため、3年間は主夫だったCCCの新社長 カリスマ創業者から後継指名され、「無報酬」を求めた覚悟
2024.09.24
レンタル事業や書籍販売の「TSUTAYA」などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)=東京都渋谷区=は2023年、24年ぶりに社長を交代した。後継者に抜擢されたのは、新卒で同社に入社した髙橋誉則氏(51)。ここ数年、家庭重視の生活を送っていた髙橋新社長だが、突然の後継者指名を受け、その場で応じた。髙橋新社長に後継者を引き受けたときの経緯と覚悟について話を聞いた。
STRATEGY
「来年は会社がないかもしれない」背水の父に頼まれ、IT企業の息子は福井に戻った 大ヒット老眼鏡でV字回復した「眼鏡の聖地」の企業
2024.09.18
眼鏡の聖地「福井県鯖江市」ならではの大ヒット商品がある。一見すると普通の眼鏡だが、たたむと厚さわずか2ミリという老眼鏡。2012年の発売以来、累計10万本を売り上げるベストセラー「ペーパーグラス」を開発したのは、西村プレシジョン社長・西村昭宏氏だ。会社のルーツは、昭宏氏の父が経営していた眼鏡の部品工場。しかし、海外の安価な製品に押され、一時は廃業寸前に追い込まれていた。危機を救うため家業に戻った昭宏氏を待っていたのは、激しい親子の対立だった−−−−
STRATEGY
「なぜ情報を出してるんだ、馬鹿者~!」父に殴られ、3度は眼鏡を壊した 「眼鏡のまち」でV字回復の地元企業、IT出身の息子のネット情報戦略
2024.09.18
「眼鏡のまち」福井県鯖江市で、たたむと厚さ2ミリの眼鏡「ペーパーグラス」を開発し、業績をV字回復させた企業がある。2003年にIT企業から家業に戻り、眼鏡部品を製造する実家の町工場を他業界に進出させようと考えた西村昭宏氏。当時、中小企業ではまだ珍しかった会社のホームページで、会社が持つ設備を公開して他業界に加工技術をアピールし、顧客獲得に乗り出した。しかし、これに激怒したのは、当時社長を務めていた父・忠憲氏だった。激しい親子の対立、その行方は−−。
STRATEGY
経営者に「不測の事態」が起こったとき、後継者に何ができる 「飲みニケ―ション」に替わるリスクマネジメントとは
2024.09.11
中小企業の事業承継について専門家とともに学ぶ「サクセッションアカデミー」(主催・一般社団法人サクセッション協会)が8月21日、東京・銀座およびオンラインで、「リスク管理と緊急事態対応」をテーマに開かれました。健康な経営者も、突然の事故や予期せぬ出来事に見舞われる可能性は常に存在します。専門家は、緊急時に備えたバックアップ体制の重要性を強調しました。