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「準社員」を作りたくない、10人全員を正社員登用 南極で活躍した靴下の会社、30代社長は「従業員にも暖かい」

2024.12.09

寒冷地やアウトドアで活躍する肌着「もちはだ」を製造・販売する肌着メーカー「ワシオ」(兵庫県加古川市)。冒険家・植村直己氏が南極大陸横断の際に使用した靴下もワシオの製品だったように、「鷲尾式起毛」という特許製法をもち、非常に高い保温性を誇る。ワシオの陣頭指揮を執るのは、2024年1月に30代前半で就任した3代目の鷲尾岳社長だ。大胆な社内改革を次々に推進し、倒産寸前だった会社を再建した。鷲尾社長に、その軌跡を振り返ってもらった。

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「めっちゃ恥ずかしい…」全社員に謝罪、いい気になっていた3代目 冒険家・植村直己氏も愛用した「ワシオ」の暖かい肌着、倒産寸前からの復活

2024.12.09

寒冷地やアウトドアで活躍する肌着「もちはだ」を製造・販売する肌着メーカー「ワシオ」(兵庫県加古川市)。冒険家・植村直己氏が南極大陸横断の際に使用した靴下もワシオの製品だったように、非常に高い保温性を誇る。1955年創業で、「鷲尾式起毛」という特許製法をもち、リピーターも多いワシオの陣頭指揮を執るのは、2024年1月に就任した3代目の鷲尾岳社長だ。もともと家業を継ぐ気はなかったが、倒産寸前だったワシオの改革を進めるうちに、会社に対する思いが変化していったという。

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古木や古民家、古い蔵を活用、「どこにでもある街」にしない街作りを 「御用聞き」だった「工務店」の精神を父から継いで

2024.12.05

古民家の解体で出てくる貴重な「古木」を再び活用し、暖かい雰囲気の店舗を設計・施行する新規事業を進める「株式会社山翠舎」(長野市)。古材を生かして計500店以上の店舗の設計・施行を手がけ、その8割が閉店せずに成功している。ソフトバンクから転進し、家業を継いだ3代目社長・山上浩明氏(47)に、「古木」を生かした建築の強みや、建築・建設の枠にとどまらないビジョンについて聞いた。

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古民家を支えてきた「古木」に再び命を ソフトバンク営業マンから転進、「1+1=2」ではない木造建築の世界へ

2024.12.05

古い民家の解体で出てくる貴重な木材に、再び命を吹き込む会社が長野市にある。山上木工所として1930年に創業した「株式会社山翠舎」だ。ソフトバンクから転進した3代目社長・山上浩明氏(47)は、古材を活かした店舗の設計・施工を請け負う新規事業を開拓した。これまでに計500店以上の店舗を手がけ、古民家再生にも力を発揮している。巨大企業から「木工」という家業を継ぎ、成長させた経緯について聞いた。

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社長と大喧嘩した後、社長から「面白かったよ」とメール クラフトビールのトップ企業、そのユニークな組織文化

2024.12.02

日本のクラフトビール醸造所の先駆けとして、1997年に軽井沢で誕生した株式会社ヤッホーブルーイング。現社長の井手直行氏は2008年、創業者の星野佳路氏(※星野リゾート代表)から、星野リゾートのグループ会社である同社を引き継いだ。個性的なブランディング展開とファンイベントなどの戦略で、他のクラフトビールメーカーの追随を許さない。井手社長に、その源泉となるユニークな組織文化について聞いた。

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大ヒットクラフトビール「インドの青鬼」どうやって命名? 「水曜日のネコ」など個性あふれるセンスの源泉とは

2024.12.02

「よなよなエール」や「水曜日のネコ」など、日本を代表するクラフトビール企業「ヤッホーブルーイング」(長野県軽井沢町)。1997年、日本では珍しかったクラフトビールの醸造所として誕生し、個性あふれる味わいとネーミングで、ファンを惹きつけて離さない。創業時から社員だった井手直行代表取締役社長に、大ヒット製品「インドの青鬼」の開発秘話と、ブランディング展開について聞いた。

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クラフトビールのブームが終わったとき、「よなよなエール」はどう復活したのか 7年間、眠っていた「IT業界の超大物」の手紙

2024.12.02

信州・軽井沢に1997年、日本では当時珍しかったクラフトビールの醸造所として誕生した株式会社ヤッホーブルーイング。「よなよなエール」「水曜日のネコ」「インドの青鬼」など独創的なクラフトビールを次々に生み出す同社は、星野リゾートのグループ会社だ。創業時から在籍する井手直行代表取締役は、当初は地ビールブームの追い風を受けて順調に売り上げを伸ばしたが、地ビールブームの終焉で長い苦戦を強いられた。あきらめずに戦いつづけた井手氏の起死回生の原動力になったのは、7年間眠っていた「IT業界の大物」の手紙があった。

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「リストラしたら、2度と職人は戻らないよ」母の金言、歯を食いしばった3代目 そして、地方発ネクタイブランドは飛躍した

2024.11.27

シャツのボタン付けなどの内職をする小さな縫製工場(こうば)から、日本の総理大臣が着用するネクタイブランド「SHAKUNONE'(シャクノネ)」を手がける企業に成長した「笏本縫製」(岡山県津山市)。急成長の立役者は、元美容師で3代目社長の笏本達宏氏(37)だ。コロナ禍の苦境にも、「職人を絶対にやめさせない」と雇用を守り続けていた笏本縫製に運も味方し、大きなチャンスをモノにした。笏本社長に、ピンチを乗り越えた経緯と、将来を見据えた理念を聞いた。

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小さな町の縫製工場から、首相が着けるネクタイブランドに成長した「SHAKUNONE’」 新ブランド設立、取引先から干されても前進した3代目

2024.11.27

高度経済成長のころ、山あいの岡山県津山市で、女性たちが集まってシャツのボタン付けなどの内職をする小さな縫製工場(こうば)が生まれた。2006年からはネクタイの製造をはじめ、今や日本の総理大臣が着用する地方発の高品質ネクタイブランドになっている。ブランドの名は「SHAKUNONE'(シャクノネ)」。それを手がける笏本縫製を、ダイナミックに成長させたのは、元美容師で3代目社長の笏本達宏氏(37)だ。事業承継とブランド展開の経緯について聞いた。

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「鬼滅の刃」に出てくる風鈴、日本に2軒しかない「江戸風鈴」だった ドクロ柄など、新境地を開いていく4代目女性職人の思い

2024.11.22

吹きガラスに手描きで一つ一つ絵付けをする、江戸時代と同じ製法で「江戸風鈴」を作り続けている篠原風鈴本舗(東京都江戸川区)。2014年に3代目だった父が亡くなり、家業を引き継いだ篠原由香利氏(43)は、伝統を守りつつも、人気アニメ「鬼滅の刃」などとのコラボ作品をはじめ、ユニークな風鈴を世に送り出している。その発想の源泉や、コロナ禍の試練を乗り越えた体験、風鈴という伝統を未来につなぐことへの思いを聞いた。