新規事業
中学生もエントリー?会社の明日を担う事業承継者の「アトツギ甲子園」 新規事業アイデアを競う決勝大会、まもなく開催
2024.02.20
中小企業の後継者が、自社の強みを生かした新規事業のアイデアを競い合う「アトツギ甲子園」(中小企業庁主催)の地方予選が、全国各地で開催されている。3月8日に開かれる決勝大会で、イノベーターたちが熱い思いを訴える。
目次
多様な業種が出場、女性も増加
参加資格は39歳以下の後継予定者で、全国から210名がエントリー。書類選考を通過した68名が、九州・沖縄、中国・四国、近畿、関東・中部、北海道・東北の全国5ブロックで開かれた地方予選に参加した。
事業の新規性や実現可能性、熱量などが審査基準になっている。4回目を迎えた今大会は、中学生の男女から30代の後継者まで幅広い層が参加し、女性も例年より多い印象だという。農業や製造業、ロボット・IT産業など、多様な業種から参加があった。
担当者は「スタートアップ企業が東京に集中する一方、中小企業は地域に根差した会社が多く、地元を盛り立てていく存在。『アトツギ甲子園』でぜひ中小企業を全国で盛りあげたい」と語る。
決勝大会は3月8日、東京・品川グランドホールで開かれる。各地方予選を勝ち抜いた3名、計15名が出場し、斬新なアイデアを披露する。決勝大会は、中小企業のホームページから申し込めば観覧できる。
(取材・文/野田知江)
\ この記事をシェアしよう /