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10日で完売した新宿駅ナカ限定のクラフトビールが限定発売中 海外でも人気「コエドブルワリー」と「イイトルミネ」がコラボ

世界一の乗降客数を誇る東京・新宿駅だけで買えるクラフトビールがある。苦みと酸味を控えめにしてビールファン以外も楽しめる「Our Time(Hoppy Wheat Ale)」は、4月に限定発売された時は、わずか10日で完売となった人気商品だ。現在、成城石井イイトルミネ新宿店だけで販売されている。

初回限定品は、わずか10日で完売

「Our Time(Hoppy Wheat Ale)」は、株式会社協同商事コエドブルワリー(埼玉県川越市)と、4月17日オープンの新宿駅ナカ新グルメスポット「EATo LUMINE(イイトルミネ)」のコラボレーションで生まれた。

口にするとすっと鼻に抜けるシトラスやトロピカルの香りや、普段ビールを飲まない人も楽しめるように苦みと酸味を抑えた味わいが特徴だ。アルコール分は5%と低め。パッケージも、新宿の街をイメージし、「ニュースタンダード」と「ボーダーレス」をコンセプトとしている。

今年4月、新宿駅で限定販売され、わずか10日で初回ロット数が完売となった。

「日本の農業のため」を考えた醸造所が手がける

「コエドブルワリー」は、「農業で新しい日本を切り開く」という協同商事の理念に基づいて1996年にスタートしたビール専門の醸造所だ。

2006年、当時副社長だった朝霧重治氏(2009年に社長就任)がリブランディングし、新しいクラフトビールとしてスタートを切った。従来の地ビールを全商品一新し、全国の飲食店や小売店に並ぶ大人気のクラフトビールとなった。事業承継を機に、大きく成長した会社といえる。

コエドは、川越を指す「小江戸」からとった名前で、海外からも愛されるように「COEDO」と表記するブランドだ。最近では信州大学とコラボレーションして食用に向かないリンゴを使ったビール「香琳-Kourin-」を発売するなど、日本の農業を助けるとともに、SDGsにも貢献している。

「Our Time」は350ミリ缶で、希望小売価格は税込399円。

取材・文/川島愛里

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